1  甲状腺(こうじょうせん)とは
甲状腺はのどぼとけの下にある重さ約10グラムの" 蝶々 "のような形をした臓器です。蝶々の羽根にあたる部分はそれぞれ[ 左葉/さよう ]・[ 右葉/うよう ]と呼ばれ、蝶々の胴にあたる部分は[ 狭部/きょうぶ ]と呼ばれています。

この" 小さな蝶々 "はホルモンを分泌するという大変重要な役割を担っています。この甲状腺から分泌されるホルモンは「身体の新陳代謝を活発」にする働きを持った[ 甲状腺ホルモン ]と呼ばれています。
2  甲状腺の病気

◎血液中の甲状腺ホルモンが増える病気
甲状腺ホルモンが増えると新陳代謝が活発になりすぎて「心臓がドキドキしたり」「汗がたくさん出過ぎたり」普通に食事をしていても「痩せてしまったり」「指が震えたり」「精神的に落ち着きがなくなったり」「イライラしやすくなったり」するなどの症状が出ます。
・バセドウ病
甲状腺で甲状腺ホルモンが通常よりもたくさん作られ、そのホルモンが血液中にたくさん分泌される病気(甲状腺機能亢進症)。バセドー病/バセドー氏病/グレーブス病とも呼ばれています。詳しくはこちら→
・亜急性甲状腺炎
甲状腺が壊されて、血液の中に多くの甲状腺ホルモンが漏れ出る病気。

◎血液中の甲状腺ホルモンが減る病気
甲状腺ホルモンが減ると新陳代謝が低下してしまい「身体がだるく感じたり」「すぐに眠くなったり」「意欲が低下したり」「皮膚がかさかさしたり」「寒さに弱くなったり」するなどの症状が出ます。
・橋本病(慢性甲状腺炎)
甲状腺が破壊され甲状腺からのホルモンの分泌が低下する病気(甲状腺機能低下症)。

◎甲状腺ホルモンの分泌量に関係ない病気
・甲状腺腫瘍(こうじょうせんしゅよう)
甲状腺機能には異常がない甲状腺の病気には、良性の甲状腺腫瘍と悪性の甲状腺腫瘍(甲状腺ガン)などがあります。
・腺腫様甲状腺腫(せんしゅようこうじょうせんしゅ)
甲状腺の中に多数の腫瘤(しゅりゅう)がみられる病気です。

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