| Q1 |
40歳の会社員で、営業を担当しています。会社の検診でオシッコに糖が少し出ているということで、会社の産業医のアドバイスもあり、今年の6月に食事をせずに近くの病院に行き、血を検査してもらったところ「糖尿病のけがある」といわれました。7月に入り、指をカッターで切り自分で手当していたのですが酷く化膿してしまい、近くの外科を受診したところ「糖尿病をほったらかしているからこんなになってしまうんだ」と言って怒られました。ちゃんと病院に行ったのに、なんでこんな目に遭わなければいけないのか納得いきません。私は糖尿病だったのでしょうか?それとも糖尿病でなかったのでしょうか? |
A1:
私が糖尿病専門外来をしていて、患者さんが「前に糖尿病のけがあると言われたことがあるが、糖尿病ではないと思いあまり気にはかけていなかった」と良くいわれるのです。『糖尿病のけ』とは何なのでしょう?『糖尿病のけ』という診断名は存在しません。きちんとした診断があって初めてきちんとした治療ができるのです。最初の病院を受診した時点で糖尿病になっていたのかどうか、はっきりしたことは断定できませんが、経口ブドウ糖負荷試験などちゃんと検査すれば、糖尿病と診断できたのはほぼ間違いないと思われます。また、外科の先生が怒られたのは、大変血糖が高くなっていたためでしょうが、血糖が高いと、細菌などをやっつける白血球の働きが悪くなり化膿しやすくなるからです。また炎症が起こり、それがさらに血糖をあげたのでしょう。傷の具合によっては、専門医を受診し一時的にインスリンなどを使用し、良好な血糖コントロールが必要になると思われます。 |
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